書くだけ堂

わっと思いついた時にわっと書きます。

明日うしろから刺されないための舞台観劇10の心得

【2017.07.01初稿】(2023.01.29修正)
 
観劇マナーが守れねぇやつはみんな背後から刺し殺してやる〜〜!!!!!
 
どうも、マナーヤクザの筆者です。
最近、舞台観劇でマナーが悪い人の話をよく聞きます。
実際そんな人たちの隣の席になってしまった事もあるし、その時の筆者は北野武の映画にも出れそうなくらい殺意の波動を身にまとっている!アウトレイジ!ビヨンド!
マナー違反者は公演終わりの夜道に気をつけろよ…刺してやる…と強く心に決めているのは私だけではないと思うので、どうか「明日うしろから刺されない」ために全人類はまともな観劇方法を知ってくれ〜〜!
というわけで、私が実際に会った(もしくは人から聞いたことのある)クレイジーなメンバーを紹介しながら、刺されないための心得を書いていくぜ!
特に「舞台は行ったことないからよく分からない」という初心者マークの人に読んでほしいぞ!映画やコンサートとは違うルールが存在するから、一歩間違えればお陀仏だ!気をつけろ!
それじゃあ早速ちゃんちゃらおかしいメンバーを紹介するぜ!
 

①飲食するマン!

劇場でたまに見られる生き物だ!
舞台は映画とは違う。ポップコーンもホットドッグも禁止だ!2時間くらい何も食わなくても餓死しないから我慢しろ〜〜!
食いたいなら観劇したあとで感想を語りながら居酒屋で食って飲む。このコースがおすすめだ。
ちなみに筆者が会った飲食マンはガムを食っていた。………ダメだからね!?
ポテチとか音が出るやつじゃなきゃオッケーだろ、みたいな例外はない。ガムを噛むということはくちゃくちゃくちゃくちゃアゴが動くんですよ。それを視界の端に入れながらだと舞台に集中できない。アメもやめてくれ。こちとら他人のアゴの動きを見に来たわけじゃないんですよ。口が寂しいなら家で好きなだけスルメ噛んでてくれ!
ライブ会場は水くらいなら飲んでもOKだが、舞台はまずダメなところがほとんどだ!そもそも会場内自体が飲食禁止なとこも多い。「飲」も「」も禁止だ!刺されるぞ!要注意だ!
 
次はこいつ!

②しゃべるマン!

劇場でとてもとても多く見られる生き物だ!
2時間くらい口を閉じても窒息しないから黙って〜〜!?
 
①「ねぇ、いまのどういうこと?」
②「かっこいい〜!ねっ」「ねぇ〜!」
③「ちょっと、あれ見て!」
これがよく聞くお喋り台詞ランキングです。
 
まず①の【質問パターン】。
シーンが理解できなかった、別のところを見ていて見逃した等を友達に聞くやつだ。気持ちは分からないでもないが、でもダメ!
舞台観劇は何人で一緒に行こうと、公演時間中は完全に孤独です。一人で解釈するしかないのです。だから、物語中に分からない事があっても分からないまま進んでください!終わってから居酒屋で聞こう!「あそこ、結局なんだったの?」って、それをツマミに酒を飲め。
 
そして②の【興奮を分かち合うパターン】。
これ本当に多い!特に舞台を見慣れていない人達に多く見られる現象。気をつけよう。
隣同士で「かっこいいね!」「やばいよね!」とキャッキャすんのはNG!ここはライブじゃねんだ!ダメだぞ!声援も悲鳴もガマンだ。推しの名前も叫んじゃいかん。(ライブでもうるさい時は、ある)
「推しかっけぇ〜〜!!ワンダホー!世界一!天才!!ビューティホー!!最高!!」って思っても唇噛んで耐えろ!筆者もそうしている。
先日隣になったお姉さんは一人だったけど、ずっと「かわいい…うっ…かわいい…え?かわいいんだけど…」と呟いてたけど、独り言もダメだからな!隣から知らない人の副音声聞こえたら嫌じゃん…解説せんでもかわいいのは重々分かっとるわい…イン・マイ・ハートで留めておいてくれよな。どうしても尊さが溢れて声が出そうな時はハンカチを口に突っ込んで耐えろ。
 
そして③の「アレ見てソレ見て」と【自分の発見したものを見せようと声を出すパターン】。このタイプは漏れ無く『指差しジェスチャー』も付いてきて目障りだ。
舞台にガイドさんは必要ありません!自分が見ている視界が全てです。他人からあっちを見ろと言われる筋合いはねぇし、それを強要するのはもっての他だ〜〜!
基本「声を発したら刺される」くらいの気持ちで観てください。
声を出していいのは、笑う時と泣く時だけです。ギャグシーンは思い切り笑おう!あなたの笑い声がキャストのモチベーションを上げ、会場の笑いを誘うのです!さぁ行け、笑え!(※2023年現在のコロナ禍では推奨できないかもしれませんが…本来の健康的な世界線の話としてください)
そして感動シーン、悲劇のシーンもしっかり泣きましょう。あなたの涙が会場の雰囲気をぐっと深めます。出来れば常にハンカチを用意しておくといいですね。まさか泣かねぇだろ、と思った舞台ほどうっかり大泣きするもんです。
でも泣く時は、いわする「すすり泣き」で頼みます。前に隣の人が「うっ、う゛〜〜!!あぁ゛〜〜ッ!!うぇ〜〜っ」と叫びながら泣いてたけど、泣くというか鳴き声みたいになってたので困りましたね…動物園かよ…。
 
そして喋るといえば【舞台上のキャラクターと会話し始める】という珍しいパターンもある。いや、これビックリなんですけど居るんですわ。
先日喜劇を見に行ったとき、かなり大声でツッコむ客がいた。「そっちかい!www」とか「だめでしょ!www」みたいなのをボリューム500くらいで言うおばさんがいたんですけど、なんで見知らぬおばさんのツッコミ聞かなあかんねん!?と、こっちがツッコみそうになった。
ツッコむ人はちゃんと舞台上にいるので、わざわざ客席から野次を飛ばす必要は全くありません。あなたは観客であって演者ではない、ということを5000000回ほど心に刻んで観よう。
 
そして、次はコイツだ!

③ビートを刻むマン!

ビート?なんのこと?と思う人もいるだろうが、奴らはマジのマジにビートを刻む。
劇場でかなり頻繁に見られる生き物だ。
 
まずはドラム担当【貧乏揺すり】!
ガタガタガタガタ、カタカタカタカタ、局地的地震を引き起こしている。
そんなにとまらんねぇなら椅子に足縛りつけておけ!何にイラついてるんだ!2時間ただただ座っててもリズム感消えたりしねぇからじっとしてて。
 
そしてタンバリン担当【常に何か触るやつ】!
筆者が会ったのはペットボトルを持って、飲みはしないんだけど、ずっとカサカサカサカサカサカサとラベルをいじっているペットボトラー。うるせぇんだ!これが!
他にも鞄だったりアクセサリーだったり、カチャカチャ、チャラチャラ音が鳴るものを触ってないと落ち着かない人種はたくさんいる。大半が無意識だから厄介なのだ…。
触っていいのは柔らかいハンカチだけ!覚えといてください!
 
そして一番ダメなのがマラカス担当【ボールペンノック】!
カチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチ……
あーーーーーーっ!?なんでだよ!?
アンケート書く用に持ってきたボールペンをずっとノック!なぜ!?自分もうるさくない!?気にならないの!?それとも自分の奏でる音だけは耳に入って来ない特殊な鼓膜でも持ってんのかよ…
このカチカチ野郎は今まで2回会った。一人は隣だったから「あの…カチカチするの止めてもらえませんか…」と声をかけたぞ。「はぁ…」ってウザそうに返されたけど、でもそのあと静かになったからオッケー!でも、もう一人は3列くらい後ろで注意出来る距離ではなく。
その時筆者はカチカチ野郎と、その隣にいるお客さんもちょっと恨んでしまったよね…。注意できるのは左右の席、もしくは前後の席の人くらいなのだ。どんなに注意したくても席が離れていたら無理なのです。近くの人は勇気を持って声をかけてほしい。あなたが不快に思う行動は、だいたい周りの席の人も不快思っているものです。なので、隣になってしまった運の悪さを呪いつつ、心を強くもって声をかけましょう。うざそうな目で見られたら帰り道で刺せばいいだけなので気楽に行こう!
 
次も劇場でたまに見られる生き物だ!

ジェスチャーマン!

これは舞台上の何かを指差す、キャストに手を振る、あとはよく分からない動きなどをする奴らだ。アメリカ人もびっくりのジェスチャーを繰り広げてくる人がなぜか割といる。
ピクリともするな!と言っているわけではないのです。ハンカチで涙を拭う、目を掻く、笑って口を抑える、これらは全然いいです。生理現象だしね。でも横の人の視界にめっちゃ映り込むようなビッグなジェスチャーはNGだ!
筆者が会ったのは、舞台上のキャストの何かをぜんぶ確認して左右に手を動かす、というわけわからん人。車掌みたいにピッ、ピッ、て指差し確認していた…。ね…わけわかんないでしょ…。そんなに車掌さんごっこしたいなら家帰って桃鉄しろ!
 
次は文明の利器が生んだ悲しい生き物…。

スマホ依存マン!

スマホは切れ。つべこべ言わずに切れ。さもなくば割るぞ。
マナーモードじゃダメなの?という古来からの頭の悪い質問に答えよう。ダメだね!!!なぜなら、マナーモードはマナーじゃないからね!!!
マナーモードは大半がブーッブーッと震える。西野カナのように会いたくて会いたくて震えるんですよ。振動音って分かりますか?物が震えると音が鳴るんです。物が震えると音が鳴るんです。(2回言った)。
ダメです。刺されますのでダメです。
じゃあバイブすら鳴らないサイレントモードならどうか?これはまぁギリギリ許容範囲でしょう、サイレントモード。ただし、鞄の中などにしっかり入れておけば、の話です。サイレントは音は鳴りませんが、光は点きます。メールや電話を受信したらピカピカなります。それを鞄に入れもせずポケットや手の中に持っていたらどうなるか?端的に言おう。
目障りだーーーーっ!!!
以前劇場で、隣のサラリーマンが胸ポケットに携帯を入れてました。サイレントモードではあったけど、ず〜っと赤いランプが点灯してる。自分で自分の胸ポケットは目に入らない位置にあるから気付かなかったんだろうが、横に居る筆者の視界にはガッツリ入って超光っているのが見えてクソ目障りだった。「すいません…光が…」と言ったら無言で携帯仕舞ってくれましたけど、そもそもダメだからな!?切っとけよ!!!
2時間くらい携帯見なくても「今すぐ電話に出なきゃ人質を殺す」みたいなダイハード的なメッセージ入ってないから大丈夫だって!
あんたはブルース・ウィリスじゃないから安心して電源切って。
 
ちなみに最近だとスマートウォッチも悩みのタネですね。腕時計型のデバイスだから、まぁ当然腕につけるわけですが…。
まぁ〜〜〜あいつもピカピカピカピカピカピカピカピカピカピカピカピカピカピカピカピカピカピカピカピカピカピカピカピカピカピカ光りやがる!!!「腕時計だからここで光りますけど、なにか?」みたいな顔して堂々と光るのやめてもらっていいですか?スマホなら「仕舞えよ」と思われて当然だけど、腕時計だからで許されてると思ってるその面の皮が嫌い。(スマートウォッチに親殺されたんか?)
前に2列前の人がつけてたけど、ず〜〜っと光ってるの本人が気付いてなくて刺そうかと思いました。やっと気付いたかと思ったら反対の手で雑に隠しただけで全然指の間から光漏れててまた刺そうかと思った。スマートウォッチ持ってないので知らないんですけど、完全真っ暗モードとか無いんですか?無いなら電源を切るか、カバンの底に突っ込んで二度と出さないでください。っていうか光の管理できないなら付けて劇場に来るな!アナログ時計にせぇ!
とはいえ、ご病気等で体調管理のために付けている人もいるかと思います。手首ごとタオルで巻くなど(これしか思いつかなかった…)何か光を出さない対策をお願いしたいと思います。
 
そもそも、開演前には必ずと言っていい程『観劇時の注意』がアナウンスされます。そこで「携帯電話の電源を切ってください」と言われるから、もう〜〜サイレントとかマナーとか面倒だからみんな切れ!!!とりあえず切れ!!!観劇中に携帯見ることないだろ?見てたら刺す。時間確認なら腕時計にしろ。いや、アナログ時計にしろ!デジタルで確認すると光るから!!!あ〜、ややこしいな、文明!!!(原始人?)
 
※劇場の機材が電波を拾うと、イヤモニなんかに影響が出る場合もあるという話を聞いたことがある。真偽はわからないけど、もしそうならサイレントもダメだから、やっぱり切るのが最善
※でもどうしても切れない場合(どんな場合?)は「機内モード」にした上に「サイレントモード」にして鞄の底に仕舞おう。
 
次はコイツだ~!

⑥コンサートと勘違いしてるマン!

筆者は見たことないけど、世の中にはコンサートと舞台の区別がつかない人も一定数いるらしい。
何回も言うが、舞台はコンサートやライブとは違う。全く別のコンテンツだということをまず理解してほしい。郷に入っては郷に従えというけど、まさにその通り。
それぞれの畑にはそれぞれのマナーとルールがある。
舞台はコンサートではありませんので、ペンライトもうちわもダメ!!!間違っても7色に光る棒を振ったり、推しの名前をデカデカと描いたうちわを振ったりするんじゃあないぞ!ぬいぐるみやボードとかもダメだ!!まじで刺されるからな。
 
舞台はそこにある「物語」を見る場です。
騒いでテンションを上げるコンサートとは全くもって違います。
舞台観劇はほぼ読書と同じです。
99%読書と同じと言ってもいい。
一人で世界に浸って静かに見るコンテンツです。劇場は図書館、くらいに思っておけば間違いないかもしれません。人が本読んでる横でペンライト振ってるやついたらおかしいでしょ?ましてや「太宰治~!こっち見て~!」ってうちわ持って叫んでたらクレイジーじゃないですか。そういう感じです。
 
リピートアフターミー
 
劇場は図書館
 
うちわ、フラッグ、ペンライト、メッセージボード、タオル、ぬいぐるみ、などの応援グッズは家に置いてきてください。身ひとつでいい。持って来てるの見つけ次第、筆者が燃やしますのでご注意しろ。
迷ったときは「これは図書館に持って行くと変かどうか」で一回考えてみよう。想像してみて変だったら、絶対に要らん。
 
※「オペラグラス・双眼鏡」は、図書館で想像ですると変だけど劇場ではOKです!すいません!ちょっとこれだけは当てはまらなかったです!
※公式から声援やグッズOKのアナウンスが出ている場合もあるので、そこは要チェック。しかしあくまでもそれは「例外」であって、基本的にはダメだと心得てほしい。
 
次は公共のアレに反するアレだ。

⑦通行の邪魔マン!

会場の規模にもよると思うけど、入口や出口で観客がたむろして通行の邪魔になっていることがある。コンサート会場は山の上にあったり、広場があったりして広い印象があるけど、劇場というのは大抵が狭いです。複合施設の中にあったりして、出入り口が一般の通行路に面していることが多いです。
なので、「会場前でヤンキー座りをしてグッズを広げてスタバで買ったフラペチーノ飲みながらダチと喋ってスマホ触る」みたいなのはダメです。偏見にまみれた例で失礼しますが、まぁ邪魔になってるのは大体こういうスタイルですね。
これはコンサートでも舞台でも同じなんだけれど、くれぐれも一般の方(コンサートや舞台を目的としてその場に来ていない人、例えば隣のモールに買い物にきた人とかを指します)に迷惑をかけないよう振る舞わねばならない!これは我々に課せられた義務である!
もちろん公共の良俗に反するというのもあるし、それより何より推しの顔に泥塗るのだけは死んでも嫌!!!
「うわ〜、この舞台のファンの人めっちゃ邪魔。どうせろくな舞台じゃないね」って思われたら最悪じゃない!?推しの評判落としたら僕ぁ舌噛み切って腹切って詫びるね。
だから、時間潰せそうな場所を探しておく・時間を持て余さないよう公演時間に合わせて到着する・極力邪魔にならない場所で静かに待機する…など、努力しましょう。いや、努力しろ。
これは努力義務です。努力するか切腹するかの2択だ。
 
そしてもう一つ邪魔なのが「出待ち」。
出待ちってなに?という人もいるかもしれないから説明すると、公演が終わったあと裏口とかから出てくるキャストを待つことです。
昨今の舞台では大体が出待ちはNGでしょう。もしかしたら出待ちOK文化がある所もあるのかもしれんけど、少なくとも「出待ちは禁止です」と言われている公演でやらかすのは絶対にダメだぞ!
特に、先程も言ったようにそこが一般道路に面していたり、複合施設のロビーだったりする場合、出待ちで群がると通行の邪魔of邪魔。人は三角コーンみたいに「よっこいしょ」と退かせられないから自主的に辞めてくれ。NO、通行の邪魔。

じゃあ邪魔になんなきゃいいでしょ?というのも違うからな。筆者は出待ちをしたことがないのでよく分からんが、そもそも出待ちで嬉しいキャストの方が少ないのでは…?

「わざわざ公演終わりに会いに来てくれたんだね!」という人より「待ち伏せは勘弁してくれ…」のが多いと思うんだけど、どうだろうか。

筆者としては、舞台終わってお疲れなんだから推しにはスッと光の如く早く帰って休んでほしいばかりである。早くお風呂入ってご飯食べてすやすや睡眠をむさぼってほしい…。ギャーギャー追いかけて推しの疲労度を上げるマネだけは絶対にしたくねぇ〜〜!そんなに推しが見たいなら公演中に目ン玉かっぴらいて穴が開くほど見とけ〜〜!

(公演によっては「プレゼントBOX」などが用意されているので、思いを伝えたいなら出待ちじゃなくて手紙とかプレゼントにしよう。公演前or公演後にBOXに入れる、もしくはスタッフに預けることでキャストまで届くよ。)

 
そして次は気取ってるやつ。

⑧帽子かぶってるマン!

室内で帽子被ってるやつなんなの?お前の真上には屋内でも太陽が輝いているのか?24時間ライジングサンか?
おしゃれの一貫でかたくなに帽子を外そうとしない勘違いおしゃれ野郎、めちゃくちゃいるんですよね…。帽子なくなったくらいで崩れるコーディネートはやめてしまえ!
別に室内全部で帽子とれとは言いません。でも、劇場内では絶対にしてはいけいない事なのです。
後ろの席の人からしたら、その帽子は「障害物」でしかありません。特にハット帽。死ぬほど視界の邪魔だ。「わー!この人、室内でも帽子被ってておっしゃれ〜!」とは、微塵も!思わないからな!!本気で燃やしてやろうかと思います。そんなに外しがたい程お気に入りの帽子なら燃やされる前に仕舞った方がいいぞ。
ニット帽なら高さないし、いいよね?と言われればそれはグレーゾーンですが、ご病気などの事情がある場合を除き、筆者としてはオススメしません。キャストさんが心血注いで演技をしてくれているのに、自分のおしゃれポリシーのためだけに被り続けるのはいささか礼儀が悪いように思います。
自論ですが、良い作品が観たいなら、観る側としても良い姿勢を見せる必要があると思います。舞台上からは意外と客席がしっかり見えているらしいので、「帽子かぶったまま観てる人がいる…やだな…」と思われることだってあるかもしれない。いや、推しにそんな事思われたら普通に無理すぎるだろ…誠心誠意で見届けたいじゃん…。不名誉なことになるまえに帽子を脱いどくのが吉。
たった2秒あれば帽子は脱げる。それだけでいいんだから2秒を惜しまないでほしい。
あと、帽子以外にも「お団子ヘアー」「ポニーテール」はダメです。もいで千切って捨てます。「大きな髪飾り」「頭につけるアクセサリー等」も全部ぜ〜〜〜〜〜〜んぶ邪魔だから燃やします。こちとら、お前のおしゃれを観にきてるわけじゃないです。
観劇に行くときの格好は『自分を盛る』ことではなく『人の視界の邪魔にならない』ことを一番に考えてコーディネートしろ下さい。観やすさファーストで頼む。
「え〜!だってめいいっぱいオシャレしたいもん!」と思ったそこのお前、観やすさとオシャレを兼ね備えた両立ファッションを実現してこそ、真のオシャレだろうが!それが出来ないなら今後オシャレのオの字も名乗るんじゃねぇ〜〜〜〜!
【時】と【場所】と【場面】を考えた服装(髪型)をする。これがオシャレの三大要素ってワケよ。
 
それから、これも注意してほしい。

⑨椅子にちゃんと座れないマン!

おめ~は保育園児か!?と思うような人がたまにいる。
たしかにその席はあなたが金を出して買った席ですが、自分の席の範囲だったらどんな体勢でいてもいいと思ったら大間違い。好き放題の恰好で座って大目に見てもらえるのは保育園児までです。大人はちゃんと座ってください。
そもそも「ちゃんと座る」とはどういうことか?
まず、椅子には深く腰掛けよう。前のめりになると、後ろの人の視界の邪魔になります。興奮するシーンで段々前のめりになっていく人がいますが、そのぶん段々後ろに人に迷惑をかけています。
どんどん後頭部がせり出して視界に入ってくるあの鬱陶しさったらないや!徐々に出てくるその頭をシバいてやろうかと、筆者は常に右手をチョップの形にしています。「いま自分は前のめりになってないかな?」と、シーンの合間とかにふと思い返してみてください。
そしてマリアナ海溝より深く座れ。
 
前のめりになると、どれくらいクソ邪魔なのか?
実際に検証された動画があるので参考にしてみてください。

 

深く座ってからも「脚」に気を付けてくれ。映画館の上映前に流れる歌あるじゃないですか。
「♪どんなに脚が長くても!前の席は蹴らなぁ~い!」ってやつ。アレです。
どんなに脚が長かろう短かかろうが、前の席に当たるくらいだらしなく伸ばして蹴ったらダメです!脚を刺されるので気を付けろ!
あの背後からドンツと鈍い衝撃が来たときのイラァァァァァァァッと感はまじで天下一品。後ろを振り向いて「蹴んなよ」と睨みつけてもいいのですが、後ろを振り向いちゃうと当然ながら前が見えない。何が悲しくて舞台に背中向けて、見ず知らずのお前に数秒割いて会話しなきゃなんねーんだ!?おふざけあそばさないでください、脚を折りますよ。という気持ちなので蹴るな、まじで。
それと、たまに子供連れで見に来る親子もいるんですが、それは別にいい。むしろ子供のうちから観劇文化に触れさせるなんて最高じゃねーか!?と思うのですが、中には背もたれ蹴ってくる元気なのがいるんだよなぁ~。まぁまぁ百歩譲って仕方ないとして、せめて横にいる親が気付いておガキ様を叱ってください。知らんぷりして無言を決めこまないでください。こちとら、わざわざ数秒も舞台への視線を犠牲にして他人の子供を叱りたくはないです。世の中のお父さん、お母さん、大変かとか思いますが、連れてくるなら責任もってよろしくお頼み申し上げます。
 
そして次はいよいよ法に触れるラインのやつだ。

⑩盗撮マン!&転売マン!

写真・動画の撮影はダメです。当たり前すぎて特にコメントも何もねぇ。
たまに「今は撮影OKです」と向こうから言ってくれる時があります。前説だけOKとか、アンコールの時だけOKとか。でもそれを言われていない時間は絶っっっっっ対に撮影禁止です。
スマホもカメラもビデオも全部叩き割って東京湾に沈めてやるからな!盗撮やめろ!
 
あと、転売。これはもう~~~~~~~~~~まじで許せん。
どれくらい許せないかというと、毎秒足の小指をタンスの角に強打してほしいくらい。毎秒ですよ、毎秒。青あざになって小指もげて無くなれ。その上で来世はコケとかに生まれかわってほしい。生きとし生けるもの、何に対しても迷惑をかけずに一生を終えてくれ。
チケットを定価以上の値段で売るのはルール違反です。厳罰に処されろ。
売る方も100%悪けりゃ、買う方も100%悪い。合わせて200%の悪事になるというわけです。
「だってチケット取れなかったんだもん!」「どうしても行きたいから仕方ないじゃん」
という人をよく見ますが、アンタが買おうとしてるその馬鹿高いチケットどこから来たと思ってるんだ?
そもそも転売屋が買い占めなかったらアンタが最初から定価で買えてたチケットなんだぜ!?自分が高額で買おうとしてるチケットの出所は、もともと自分のとろこにあるべきだったかもしれないチケットだったってわけ。あまりにも馬鹿らしいと思うだろ…?思って。そして買うのをやめろ。
そもそも、転売野郎に1円でも払う金があるなら公式と推しに貢いでやれよ。
汚れた金と汚れたチケットで見に来られても「そこまで金払って見に来てくれたんだね!わーい!ありがとう!」となる推しはこの世に一人もいねぇということを肝に銘じてくれ。
ヤフオクもメルカリもチケキャンも、高いチケット売ってるやつみんな通報してやる!と思ってはいますが、それに加えて個人でのやりとり(twitterなど)でも定価以上で売っている人を見ます。
「お譲りします」と書いてはいるものの、実際は売りつけているやつがたくさんいる。
 
【譲渡】
舞台「XXX」
〇月〇日〇時の回
チケット1枚余ってます☆
ご希望の方はDMで払ってもいいと思う金額を書いて送ってください。
今回は一番高い人にお譲りしたいと思います(><)
金額は1万円~です。よろしくお願いします!
 
みたいなツイート見たことありませんか?定価7000円とかなんだよ。
これもダメだからな。なに親切な人のフリしてちゃっかり儲けようとしてんだよ。アカウント凍結されてネットの海から遮断されて一生SNSに戻ってくんじゃねぇ~~~~~~~~~~~!
昨今では公式も気にして、不正に買われた席に鎖巻いて入れないようにするとかチケット無効にするという荒業を繰り出してくる。高い金払ってゲットしたチケットが無に帰すこともあるってワケ。ははは!ざまあみろ~~~~~!!!
チケットは正しい入手経路から正しく入手しろください。
 
しかし、いくら正式とはいえローチケとぴあとイープラ、てめぇらの手数料は許さねぇ…。
 

まとめ

 
以上が、明日うしろから刺されないための観劇10の心得でした。
まとめるとこんな感じ↓
 
①飲食をしない 終わってから居酒屋で食え
②しゃべらない 終わってから居酒屋で喋れ
③音を立てない 音の鳴るものを触るな
④動かない じっとしろ
スマホは電源を切る あんたはブルース・ウィリスじゃねぇ
⑥応援グッズを持ち込まない ここはコンサートじゃねぇ 
⑦通行の邪魔をしない 推しの顔に泥を塗るな
⑧頭を盛らない 千切って捨てるぞ
⑨椅子にちゃんと座る 座れ
⑩盗撮・転売をするな 足の小指もげろ
 
 
こんなにたくさんあるの!?
これ全部守らなきゃいけないの!?
これが出来ないと観劇しちゃだめなの!?
 
・・・・・・
 
そうだよ!!!!!!!!!!
これが出来ないやつは劇場に来るな!!!!
無理そうならDVD買って家で見な。
ラーメン食いながら見てもいいし、酒飲みながら見てもいい。大声で叫ぼうがペンライト持ち出そうが、背中に孔雀の羽根背負って見ようが誰も怒ったりしないからさ、家なら。
 
とは言ったものの、そんなにかしこまって縮こまって見なきゃいけないものでもありません。
舞台行くのちょっと怖いな、緊張するな、という方もいると思うけど、普通に一般常識があれば何てことはないです。余裕です。
「飲食禁止の映画館」とか「見終ったあとに拍手してもいい図書館」とか、そんなイメージをしてもらえれば分かりやすいかも。何も難しことはありません。ただ静かに座って前を見ていればいいんです。
 
舞台はいいぞ。
肌で感じる声、熱気、躍動感とリアル。
尻込みしてる人はぜひ、本当に気楽に舞台に触れてみてください!
10の心得を守れば絶対に刺されないで劇場から出られるのでバッチリだ!
 
他にも何点か補足でアドバイスすると、
★開演前にトイレに行っておく。
★咳やくしゃみは生理現象だけど、事前にのど飴を舐めたり薬を飲んでケアしておく。
★空調が寒い劇場、冷風が当たる席があるので羽織るものやブランケットを持参する。
★遅刻して席の間を横切らないように、余裕をもって劇場に着く。
★泣いたときのためにハンカチを用意しておく。
★チラシやパンフレットが入るA4以上のバッグ(+クリアファイル)を持って行く。
 
こんなところかな。
以上、観劇マナーについて口悪く書いてみました。
初めて行く方の参考になれば、もしくは知らなかった人への知識になればいいな~。
 
とにもかくにも、刺されないように気を付けろ!
 
 
ふじこ