書くだけ堂

わっと思いついた時にわっと書きます。

「生活感愛好家」としてマツコの知らない世界に出た時の、無い記憶

 

どうも、筆者です。

筆者はここ数年ほど「生活感愛好家」をしています。

文字通り"生活感を愛し好む"というもので、意外と共感してくれる人も多いのでは?と思っています。

 

で、筆者がこの「生活感愛好家」という肩書きで『マツコの知らない世界』に招かれて出演した時の無い記憶を書こうと思います。

 

招かれてません。

出てません。

ぜんぶ想像です。

ぜんぶ妄想です。

もし自分が「生活感愛好家」として出演したらどんなこと喋ろうかな〜と、練りに練った空想の話を、これからします。

 

出演するからには勿論マツコさんも共演してくれて、筆者の話に相槌も打ってくれるはずです。ただ、出ていないので当然ながらマツコさんの相槌もすべて想像です。

イマジナリーマツコが喋ります。

これから筆者とイマジナリーマツコによる、無いマツコの知らない世界が始まります。

よろしくどうぞ。

 

────────────────────────────

 

◾️筆者

◾️イマジナリーマツコ → 以下マツ

 

 

(台本を読むイマジナリーマツコ)

マツ生活感愛好家ですって。生活感…」

マツ「あんまりそそられないわね」

マツ「絶望的に話が広がらなかったらどうしようかしら。まぁそん時は帰ってもらうか」

マツ「じゃあ、とりあえず呼んでみますか。どうぞ」

 

筆者「どうも〜」

マツ「なんか普通の出てきたな」

筆者「すいません、普通で。」

マツ「見るからに生活感っぽい感じあるもんな」

筆者「マツコさんは生活感無いですよね」

マツ「うるさいな!!」

マツ「でも、まぁ…無いか」

 

『イマジナリーマツコの知らない世界 〜生活感の世界〜』

 

筆者「私が紹介したいのは、生活感愛好家による"生活感"の良さについて、です」

マツ「う〜ん、やっぱり全然そそられないのよね」

筆者「そそられないですか」

マツ「生活感ってさ、別に普通じゃない。寧ろどっちかというと、ちょっと小汚いイメージというかさ」

マツ「それとも何?普通の生活感とはなにか違うの?」

筆者「いや、違わないですね。ごく普通の生活感です」

筆者「ただその生活感を感じる相手というか」

マツ「────相手?」

筆者「誰の生活感でもいいわけじゃなくて、こう、特定の…」

マツ「なんかちょっと犯罪の匂いがするのは私だけか?」

筆者「いやいやいや合法です、大丈夫です」

マツ「大丈夫なんだな?違法ではないんだな?」

筆者「はい、法に触れることはないです。たぶん」

マツ「たぶんじゃダメだって!!」

 

『新しいギャップ萌え!アーティストに見る生活感の味わい深さ』

 

マツ「あ〜、こういう系か」

筆者「分かりました?」

マツ「はいはいはい、こういう系ね。でもアタシあんまり好きじゃないかも」

筆者「あら。」

マツ「あれでしょ、普段キラキラしてるアイドルとかがさ、SNSに上げてる大して面白くもないプライベートの写真とかってことでしょ?」

筆者「まぁ、平たく言うとそうです」

マツ「なんかさぁ、アタシあれどうかと思うのよね。いや別にいいのよ?普段とは違う姿が見られて嬉しいファンがいるのも分かるけど、結局「普段の俺もカッコイイだろ」「スッピンの私もかわいいでしょ」アピールなのよ絶対」

筆者「あははは、そうですかね」

マツ「絶対そうだって」

筆者「普段からこんなオシャレな服着てますとか、美味しいご飯食べてますとか」

マツ「そうそうそう。プライベートという名の仕事よ、あれは」

筆者「まぁ中にはそういう人もいるかもしれませんが」

マツ「中にはじゃないの!みんなそうなんだって!」

筆者「マツコさんもそうなんですか?」

マツ「アタシはほら、SNSやってないから」

筆者「あ、そうなんですね」

マツ「でも…あれか?"生活感"とはちょっと違うか?」

筆者「そうですね。マツコさんが仰ったのはプライベートというか、まぁ"私生活"ではあるかもしれないですけど"生活感"とは違うかなと」

マツ「そっかそっか、だからアタシが言ったようなプライベートの名を語るオシャレなやつは、別に生活感は無いからアンタの愛好心には引っ掛からないわけだ」

筆者「そうですそうです」

 

筆者「まずあのー、前提としてなんですけど、さっきも言ったんですが生活感を感じる相手は誰でもいいわけじゃなくて」

マツ「だから、あれよね。ギャップを感じなきゃいけないから、普段から生活感に溢れたようなやつじゃダメよね」

筆者「その通りです!(拍手)愛好家の素質ありますよマツコさん!」

マツ「あんま嬉しくねぇな…」

筆者「なので普段は生活感の無さそうなアーティストさんだとよりグッときますね」

筆者「あとそもそも、その人自体に好感を持ってないと生活感ってあんまり良く見えないというか」

マツ「嫌いなやつの生活感見たってしょうがないもんなぁ」

筆者「あはは。いや、仰る通りです」

筆者「私はいま推してるボーイズグループがいるんですけど」

マツ「あー、はいはい」

筆者「マツコさん、THE RAMPAGEってご存知ですか?」

マツ「知ってる知ってる、LDHの子たちでしょ」

筆者「あっ!ありがとうございます!ご存知で!」

マツ「まぁ確かに LDHってムキムキで酒ばっか呑んで、パリピの代名詞みたいなやつらだから生活感は無いかもね」

筆者「あはは、そうですね」

筆者「で、そのRAMPAGEの中に一人すごい、なんというか…生活感愛好家にとってありがたい存在がいるんですけど」

マツ「ありがたい……?」

マツ「なに?部屋にカップ麺ばっか転がっててゴミ屋敷のメンバーがいるとかじゃないだろうな」

筆者「それは逆に"生活できてない人"ですね」

マツ「あっ!…………。なるほど」

筆者「そうなんですよ。ある程度の生活水準を保っててくれないと、逆に」

マツ「生活破綻してたらもう生活じゃないのか」

筆者「そうです。ちゃんとした生活があった上での、生活感。なので」

マツ「あーあーあー、なるほどね。」

筆者「やっぱり最低限の清潔感みたいなものはないとダメですね」

マツ「贅沢なやつだな。好きならカップ麺転がってようがゴミが溢れてようが生活感として愛でてやりなさいよ」

筆者「それはちょっと生理的に無理ですね」

マツ「めんどくさいな。じゃあどんなのが良いのよ」

筆者「えっと、RAMPAGEに陣さんっていうメンバーがいるんですけど」

 

 

マツ「どっちかっつーと生活感ありそうな顔してるわね」

筆者「あはは。LDHの中だと比較的そうかもしれないですね」

筆者「でもやっぱりライブになるとカッコイイんですよ。彼はダンサーなんですけど、踊ってるところを見るとやっぱり芸能人だなぁというか、キラキラして見えますね」

マツ「で、なに?この人が"ありがたい存在"っていうのはどういうこと?」

筆者「ちょっと例というか、分かりやすい写真があるので見てもらうと早いかもしれないです」

 

筆者「陣さんは2023年の1月からX(当時Twitter)を始めたんですけど、まぁ生活感のあるポストが大変お上手でですね」

マツ「おじょうず?」

筆者「これ割と最近のポストなんですが……」

 

 

マツ「……なんだこのクソどうでもいい内容は」

筆者「いやいやいや!これこそ愛好家が愛して止まない、生活感の縮図ですよ!」

マツ「えぇ〜……」

筆者「このポストには3つの生活感が含まれてまして、ひと粒で3度も美味しい生活感が味わえるんですよ!」

マツ「なに言ってんだコイツ」

筆者「まず1つ目が、見たとおり“携帯を新しくしたので従来の機器が使えなくなってしまった”という生活あるあるですね」

マツ「なんでも生活って言えばいいと思ってるだろ!こんなのただのおバカさんよ」

筆者「まぁそうとも言えますけど、それが人間らしいというか、「嗚呼、この人も生きて生活してるんだなぁ」って感じしません?」

マツ「生きて生活してるなぁ…?なんだそれ」

マツLDHだって生きて携帯くらい触るでしょうよ」

筆者「でもなんか芸能人って、いつでも最新機器を持ってて流行に詳しくて常に時代の最先端いってます!俺!ってイメージないですか?」

マツ「偏った見方と書いて、偏見ね」

筆者「いやでも実はそうなんですよ。生活感愛好家は偏見ありきでやってるところあります。芸能人って多分みんなこうだから〜っていう」

マツ「嫌な愛好家だな」

筆者「陣さんはそこらへんちょっと抜けてるというか、なんでも最新の揃えてるって感じじゃないところがイイんですよね」

筆者「私も前の機種のやつ使えなくなっちゃったー、みたいなことがあるので共感できるというか。生活してたらあるよね、こういうこと。っていう」

 

筆者「で、次は2つ目なんですけど」

筆者「これ“タイプシー”って全部カタカナで書いてるところがポイント高いですね」

マツ「あぁ、私もそこは気になったのよね」

筆者「正式には“Type-C”なんですよね。でも陣さんは多分この“シー”がABCDのCって知ってるかどうかも怪しいという」

マツ「機械に疎いおっさんみたいな表記ね」

筆者「そうなんです!芸能人なんてみんなオシャレな横文字とか英語とか大好きじゃないですか」

マツ「もう偏見がすごいな!」

筆者「それをね、陣さんは"タイプシー"ですよ、"タイプシー"!!もう最高です」

マツ「ねぇそれ褒めてんの?馬鹿にしてんの?」

筆者「褒めてます褒めてます」

マツ「でもそのタイプシーは生活感なの?ただの機械音痴じゃない」

筆者「そうですね、確かに 生活感というよりは…ある種の"人間味"と言ってもいいかもしれません」

筆者「芸能人といっても、この人は完璧じゃないんだ。中には苦手なこともあって、我々一般人と同じように生活を営んでいるひとりの人間なんだなぁ。と感じるのがグッとくるというか」

筆者「それをまるっと含めて"生活感"という言葉で表している感じですかね」

筆者芸能人というサイボーグじゃないんだ!って思う瞬間を"生活感"と呼んでます」

マツ「アンタ芸能人のことなんだと思ってんの!?」

 

筆者「で、3つ目の生活感ポイントなんですけど。マツコさん、どこか分かりますか?」

マツ「ええ……?うぅん……」

マツ「最後に助けを求めてるところ?違うか?」

筆者「マツコさん残念!そこは逆にめちゃくちゃ仕事ポイントですね」

マツ「──はい?」

筆者「仕事ポイントです」

筆者「『助けて』と最後につけることでファンからリプライがたくさん来たり、他のアーティストからリアクションを貰いやすいようにしてるので、めちゃくちゃ営業ですね。『助けて』の部分は」

マツ「営業とか言うなよ!」

マツ「なに?アンタ陣のこと嫌いなんだっけ?」

筆者「違いますよ!大好きですよ!?」

マツ「だったら営業とか言わないでやれよ!」

筆者「でも実際に同じ事務所の人たちからリアクションが来てるんですよね」

 

 

筆者「これは同じ事務所の塩野くんですね」

筆者「あと後輩の颯太くんからもリプライが来てます」

 

 

筆者「営業成功です」

マツ「だから営業って言わないでやれって!!」

筆者「でもマツコさん。この塩野くんと颯太くんの文面よく見てください」

筆者「二人ともちゃんとType-C(あるいはタイプC)って書いてますよね」

マツ「こっちに至っては『タイプCって書いてください』だもんな」

筆者「ほら!これが陣さんの他の追随を許さぬ生活感ぢからですよ!!」

マツ「なんだそれ!」

筆者「"タイプシー"って書く人なんかそうそう居ないって話です」

マツ「やっぱ馬鹿にしてるだろ、お前」

 

筆者「えー、では3つ目の生活感。正解はですね、『これ刺さらん』の『これ』の部分です」

マツ「ああ〜」

筆者「分かりましたか」

マツ「これ名前何だっけ」

筆者「"Lightningケーブル"です」

マツ「あ、そうそう、ライトニングよ」

筆者「こうなると、さっきの"タイプシー"が可愛く見えて来ませんか?」

筆者「だってもう『これ』って言っちゃってますもん。名前すら知らない」

マツ「これに関してはアタシも思い出せなかったからあんまり強く言えないわね」

筆者「毎日使う機器なのに名前もよく知らないっていう。でも別に大した支障があるわけでもないからそのまま使っちゃう。これも生活あるあるですね」

マツ「これ多分、さっきの塩野ならちゃんと"Lightning"って書いてるんだろうな」

筆者「そういうことです!」

 

『食事は生活感の宝石箱や!』

 

筆者「やっぱり食事って、最も生活感が出るシーンだと思うんですよね。食イーコル生活と言っても過言ではないと思ってます」

マツ「まぁ生きることと直結してるっていうのはあるかもね」

マツ「で、これも陣の写真があると」

筆者「そうです。今日ご紹介する写真のほとんどが陣さんになります」

マツ「じゃあもう今日のテーマ『陣の世界』にしなさいよ」

 

(※ブログからのプレビューだと写真が切れているので、クリックしてリンク先に行くと写真全体が見えます)

 

筆者「これかなり初級編の写真なんですけど、どうですか」

マツ「どうですかって何よ」

筆者「どこが生活感ポイントか分かりますか」

マツ「そのクイズ形式にするのやめなさいよ!」

筆者「いやいや、でも初級編なんで分かると思いますよ」

マツ「えぇー…。じゃあ、全体的に茶色いところじゃない?」

筆者「それも正解です!」

マツ「それ"も"って何よ」

筆者「何個かポイントが隠れてるんで、正解も何個かあります。でもやっぱり、まずはこの彩りの無さですよね!茶色いものばっかり」
マツ「小学生の弁当みたいなラインナップね」

筆者「やっぱり一人暮らしだと自分の好きなものだけ食べちゃうあるあるですよね」

 

筆者「他にも2つ好きなとこがあるんですけど…」

マツ「あっ、わかった!これだろ。この箸」

筆者「…………(拍手)」

マツ「無言拍手やめろ!!」

筆者「いやぁ、もう素晴らしいですね。よくお気付きで」

マツ「このシマシマの柄は菜箸よね」

(※ブログからのプレビューだと写真が切れて菜箸が見えないので、見たい人は上記のXリンクをクリックして見て下さい)

筆者「料理作ったお箸でそのまんま食事もしちゃうという」

マツ「そこにグッとくるんだ」

筆者「はい!!!」

マツ「声でけぇな」

筆者「芸能人なんて木製の高いお箸か、あとは何でもんかんでもフォークとナイフで食べるとか、大体そういう感じじゃないですか」

マツ「アンタ、世の芸能人を敵に回しすぎてるわよ」

筆者「それを菜箸って…!菜箸って!!生活感愛好家界のスターですよ、陣さんは」

マツ「無いんだよ、そんな界隈は」

 

筆者「あともうひとつはですね、この卵焼きなんですけど…。ちょっと難易度高いかもしれないです」

マツ「ん?卵焼き?」

筆者「はい。これよく見るとですね…端っこがちょっと丸いの分かりますか?」

マツ「あー……んん?」

筆者「これ、四角い卵焼き用のフライパンで焼いたらこうはならないんですよ。丸いフライパンでやると端っこがこうなるんです!」

マツ「そんなとこ見てるの!?」

筆者「愛好家ですから」

筆者「この真ん中の方がふっくら厚くて、端に行くにつれて薄くなっていくのも丸いフライパンならではですよね」

マツ「それがいいの?」

筆者「いいんですよぉ〜」

筆者「わざわざ四角い卵焼き用のフライパン買って作る人は、いわゆる丁寧な暮らしをしてる人なんですよ。でもこの陣さんがそんなことすると思います?」

マツ「菜箸で食べてるようなやつがするわけないだろ」

筆者「するわけないんですよね。そこがイイ!」

 

マツ「ちなみにこの文章はどうなの?」

マツ「『ウインナー焼くと油のにおいが残る』って書いてるけど、これも生活感でしょ?」

筆者「ちょっとポイント低めですね」

マツ「え、なんでよ」

筆者「たぶんこれ陣さん本人も生活感ある文章だなって理解して書いてる感じがありますね。だからほぼ営業だと思ってます」

マツ「営業やめろって!」

筆者「もっと本人が気付いていない、無自覚な生活感の方が好きですね」

マツ「めんどくせ〜〜〜」

 

 

筆者「私これ大っっっ好きな写真で。たまんないです」

マツ「あ〜。でも、うん」

筆者「マツコさん、そろそろ分かってきたんじゃないですか」

マツ「まずあれよね、パックそのまんま」

筆者「正解です!!(拍手)やっぱり愛好家の素質ありますって!!」

マツ「やだよ!」

筆者「このお肉と、野菜と、魚と、ご飯。全部パックのまま食卓に置いちゃってるところ、どうですか!!たまらないでしょう!!」

マツ「興奮の仕方が怖い」

筆者「お皿に移し替えて綺麗に見せようという気が微塵もない。ほんとに」

マツ「まぁでもたまにやるわよね。洗いもの面倒くさい時とかさ」

筆者「それがまさに"生活感"ですよ」

マツ「ドヤ顔でこっち見るんじゃないわよ」

筆者「この白菜もね、パックじゃないですけど、洗ってそのままボウルで食卓に来てます」

マツ「ま、見栄えは置いとくとして効率はいいわよね」

筆者「そう!見栄えを置いちゃってるんですよ!ご飯の写真撮るからちょっと盛り付けして、ってことが一切無い。でも一般人の生活なんてそんなもんじゃないですか。誰に見せるわけでもないから自分が良ければ別にいい、っていう」

筆者「でも陣さんは芸能人で、この写真も公式のSNSで全世界に発信されるわけですよ。ちょっと見栄を張るとか着飾るとかしてもいいのに、その気配が全く無い!」

マツ一人暮らし始めたばっかの男子大学生が撮った写真みたいよね」

筆者「そうなんです〜〜!!!!!(拍手)」

マツ「でもさっきの小学生の弁当からはランクアップしたか」

筆者「あはは、確かに」

 

筆者「この写真まだ他にも生活感あるんですけど、もうマツコさん気付いてそうなんだよなぁ」

マツ「あれでしょ。真ん中にある猫の食器が絶妙に実家から持ってきたやつっぽい、でしょ」

筆者「あははは!そう言われればそうですね」

マツ「引っ越す時に母親がダンボールに勝手に詰めといてくれたやつだろ、絶対」

筆者「芸能人なんてどうせ皆んな真っ白な食器か、なんか大理石プレートみたいなのしか持ってないですもんね」

マツ「そこまでは言ってないわよ」

 

筆者「ちなみに私はこのブリが好きなんですけども…」

マツ「ブリ?」

筆者「これ見るからにしゃぶしゃぶ鍋をしようとしてるじゃないですか。で、このお肉はちゃんと薄切りなですけど、見てくださいこのブリ」

筆者「めっちゃ分厚くないですか」

マツ「ほんとだ、分厚い」

筆者「どう見てもブリしゃぶ用のブリじゃないんですよ!」

マツ「煮付けとか照り焼きにするやつよね」

筆者「そうですそうです。それなりに時間をかけて火を通す用のやつなんですよ。でも、それを構わずしゃぶしゃぶしてポン酢で食べようとしてるっていう」

マツ「あ〜、やだ。なんかアタシ"生活感"というよりこの"陣"のことが気になってきたわ」

筆者「あははは!どうぞ気になって頂いて。とっても素敵な人なので」

 

筆者「もうひとつ、食事関係ではないんですがこの写真に写ってる好きなところがあるんですけど」

マツ「食事じゃなかったらあれだよ、後ろの青い箱だよ」

筆者「いやぁ、それも気になるところではあるんですよね。何なんだろうあの箱」

マツ生協のコンテナみたいな」

筆者「うはは、いやほんとに生協ですよ」

マツ「もっとあるだろ!家具!」

筆者「オシャレなやつに買い替えるお金もあるはずなんですけどねぇ。別に壊れてないし、使えるし、新しいのいらないや。っていうのも生活あるあるですよね」

 

筆者「でも私が好きなのは青い箱じゃなくてですね」

マツ「違うのかよ」

筆者「この左にチラッと写ってるこれ、分かります?」

マツ「え?あ、Wi-Fi?」

筆者「そうなんです。このWi-Fiが好きなんですよ〜」

筆者「まず床に直置きしてるのがいいですね。ちょっと台に載せようとかじゃなくてもう直接、床。何かの裏に置いて隠そうみたいなのもない。デーンと置いてる」

マツ「しかもあれね、食卓のすぐ横って邪魔よね」

筆者「そうですね。たぶんめっちゃ通る場所のはずなんですよね」

マツ「もっと置き場所あっただろ、っていう」

筆者「はい。あと、Wi-Fiが映り込んでも特に気にしないっていうのも好きです。写真撮るからって別に画角の外に避けたりしない」

マツ「はぁ〜…よくそんなとこ見てるわね。いや怖いわ。写真一枚上げるだけでこんなとこまで見られるの?」

筆者「すいません、愛好家なんで…」

筆者「でも向こうから提供されたものを見るだけなら犯罪じゃないので…!そこから何か個人的な情報を特定したり、勝手に覗いたりしたらアウトですけど」

マツ「当たり前だよ!」

筆者「『※あくまで正当な方法で生活感を味わっています』って注意書き入れといてください」

 

筆者「ここでちょっと陣さん以外の」

マツ「おっ」

筆者「同じTHE RAMPAGEのメンバーで、山彰(やましょー)という愛称で呼ばれている山本彰吾くんの生活感を紹介したいなと」

マツ「やっと別の人が出てきたわね」

筆者「食に関する山彰さんの生活感、こちらです」

 

(※該当箇所は2:10あたり〜)

(※360度カメラで撮影した動画なので、指で画面をスクロールすると視点が変えられます。山彰さんは赤い帽子を被ったマクドナルドの店員みたいな人です。)

 

筆者「これは番組の企画で山彰さんが豆腐ハンバーグを作っているところなんですが」

筆者「見て下さい、豆腐を取り出して…そのまま手のひらの上に乗せるんです。で……そのまま手の上で豆腐を切る!ハイ!最高です!!!

マツ「急に大きい声出すな!」

筆者「これ本当に大好きな動画で、もう何回もここだけ見返してます」

マツ「気持ち悪い視聴者だな」

筆者「私も自分の母から習って豆腐は手のひらの上で切るタイプなんですが、まさかLDHの男がそれをやるとは思わなくて当時びっくりした記憶があります」

マツ「この山本くんもお母様から教わったのかしらね」

筆者「そう考えると、生活って受け継がれていくんだなぁって感慨深い気持ちになりますよね」

マツ「まぁ、そうね」

筆者「ちなみにですが、私の生活感愛好家人生が始まったのはここからです

マツ「えっ、この豆腐切るとこから?」

筆者「はい。山彰さんが手の上で豆腐を切るのを見て、なんだか無性に胸にグッとくるものがあって。何なんだろう、このえも言われぬ感動はと思ったのが最初ですね」

マツ「生活感への気付きだ」

筆者「気付きというか、目覚めというか」

マツ「目覚めって言うと急に湿り気を帯びて嫌だな」

 

筆者「この動画にはまだ続きがあってですね、豆腐を切ったあとを是非見てほしいんですが…」

筆者「この切った豆腐を持って、ミンチ肉の入ったボウルの上に持って行って…」

マツ「あっ、潰した」

筆者「そうです!握り潰しちゃうんです!」

筆者「そもそも豆腐ハンバーグだから最終的にはミンチと混ぜるわけです。だから最初に切る意味が全く無いという」

マツ「無駄に包丁使っただけね」

筆者「そうですね。洗い物を増やしてしまうという要らない過程でしたね」

マツ「どうせそれがイイとか言うんでしょ」

筆者「はい!!」

 

『家と書いて生活と読む』

 

筆者「ここからは少し自宅の方にに注目して見ていきたいなと思います」

マツ「これも合法だよね?」

筆者「大丈夫です。陣くんが自分で見せてくれてるやつなので」

マツ「やっぱ陣に戻ってくるのね」

マツ「逆に陣が心配よ、アタシは。ちょっと見せすぎじゃない?生活を」

筆者「ほんとにね、それは私も思ってます。是非マツコさんから言ってあげてください」

マツ「アンタもうちょっと包み隠しなさいって?」

筆者「はい。まぁ愛好家からしたら困るんですけど…でもまぁ陣さんの安全とか平和が一番なので、もう少し隠してもらっても…いや、うん…。そうですね」

マツ「葛藤してるわね」

 


筆者「これは結構昔の動画なんですけど」

マツ「これは陣の自宅なの?」

筆者「そうです。猫ちゃん飼ってらっしゃるんですけど、独り暮らしのお部屋ですね」

マツ「あ〜、もうもう、これは」

筆者「凄いですよね」

マツ「狭いね!まずね!」

筆者「狭く見えますね〜。物と物の間にスペースが無いんですよね。その狭さに対してキャットタワーが頑張って収まってるのが何とも言えない味ですよ」

マツ「ちょっと安そうなでっけぇクーラーと、あと後ろのカーテンもそうだけど…めちゃくちゃ学生の部屋ね

筆者「そうなんです。ファンからも“大学生の部屋”ってずっと言われてて」

マツ「この時はもうデビューしてるの?」

筆者「一応してますね」

マツ「もっといいとこ住ませてやれよLDH!」

筆者「あははは。でもつい最近、広いとこに引っ越したんですよね」

 

 

筆者「ほら、結構広くないですか?一般人から芸能人っぽい家になって」

マツ「やだ…。なんかちょっと寂しい自分がいる

筆者「マツコさん────!!!(握手を求める)」

マツ「握手はしないわよ!?しないけど、確かに今までの流れを見てると何か寂しさを感じるわね」

筆者「そうなんですよ〜」

マツ「照明もオシャレなのにして」

筆者「絵とかも飾っちゃったりしてますね」

マツ「これ引っ越しショックだっただろ」

筆者「そうですね…正直ショックではありました。でも、さっきマツコさんも仰ったように『もっといいとこ住みなよ』っていう気持ちもあったので、そこは喜ぶべきところなのかなと。でも愛好家としては物足りないところはありますね」

マツ「あの大学生の青いカーテンが恋しく思えてくるもんな」

筆者「あ、そのカーテンなんですけど」

筆者「ほんと偶然なんですが私の家もこれと全く同じカーテンを掛けてまして…」

マツ「え?この青いやつ?」

筆者「はい。ニトリで買ったやつ…」

マツニトリか!!」

筆者「ファンから大学生の部屋のカーテンだって言われすぎてて、なんか私、自分の部屋も大学生の部屋みたいに見えてきちゃって…」

マツ二次被害出てるじゃない」

筆者「近々カーテン買い換えようと思ってます」

マツ「いいじゃない、陣とお揃いで」

筆者「いや、自分の部屋はもうちょっとオシャレにしたいなって」

マツニトリに謝んなさいよ!!」

 

 

筆者「でもねマツコさん。引越し先でもキッチンがかなり生活感あって良かったんですよ」

マツ「ああ、そうなの」

筆者「これポトフを作ってる動画なんですけど、見てください後ろの冷蔵庫を!」

マツ「また小ちゃい冷蔵庫だなぁ!」

筆者「そうなんです〜!!芸能人って料理しなくても2mくらいある巨大な冷蔵庫買いがちじゃないですか」

マツ「偏見あるあるやめなさいってば」

筆者「じゃあマツコさんの家は冷蔵庫大きくないんですか?」

マツ「……想像に任せます」

筆者「あ、これ2mだ」

マツ「いいのよアタシの家のことは!」

筆者「この冷蔵庫、小ささもさることながら見て下さいココ!扉にフックかけてビニール袋ぶら下げてるんです!」

マツ「うわぁ、もう実家じゃない、実家

筆者「実家でお母さんがやってるやつですよね」

マツ「なにこれ、ペットボトル?」

筆者「たぶん飲み終わったやつを入れるゴミ袋的な感じだと思うんですけど…ちょっと詳細は分からないです。でも凄くないですか?シンクの下の方にぶら下げるとか、せめて冷蔵庫の横に引っ掛けるならまだしも、正面の扉にゴミ袋ぶら下げるって」

マツ「あ、横にはもうサランラップを引っ掛けてんのね」

筆者「ですね。しかも上には電子レンジ置いてるんです。冷蔵庫の面という面を全て使い果たしてます、この人

 

マツ「あ、あ〜、うわ、アタシもういっこ見つけちゃった」

筆者「えっ!どこですかどこですか」

マツ「冷蔵庫と壁の間…。なんか挟まってる」

筆者「お見事です!折りたたみ机が挟まってます!(拍手)」

マツ「陣〜!そういうのは見えないところに仕舞えよ!」

筆者「引っ越して広くなったはずなんですけどねぇ。クローゼット小さかったのかな」

マツ「見えるところに仕舞うとコイツみたいなのが喜ぶから、ちゃんと奥に仕舞った方がいいぞ、陣」

筆者「私は仕舞ってほしくないなぁ」

 

『視点を変えると生活感が視えてくる』

 

筆者「メインとは違うところに目を向けると、案外どの場面にも生活感って隠れてるんだよ、っていう話なんですけど」

マツ「言うて今まで見てきたやつ大体そうだろ。別に陣だってあの動画で折りたたみ机を見せようとはしてなかったでしょうよ」

筆者「あはは、そうですね」

 

 

筆者「これとかは分かりやすいかな。陣さんは19時58分のアラームが見せたくてこの画像を載せたわけですけど、まぁその前後のアラームの方が気になりますよね」

マツ「5分おきに設定してるわね」

筆者「私も同じタイプなんですごく分かるし、すごく好きですね、この画像」

マツ「スッと起きられないタイプだ」

筆者「起きれないですね〜。3、4回目のアラームからが本番っていう」

マツ「自分と同じ部分があると共感できて好きになっちゃうのは確かにあるわね」

筆者「ありますね。ただ共感はしますけど、その"自分と同じであること"自体を喜んでるわけではないんですよね。あ〜!一緒だ〜!お揃いだ〜!というよりは、なんて言うんだろう…。」

筆者「そこに私という自我は無いんです。私は私自身を『模範的で平凡な一般人の例』として見ていて、その例と、芸能人の方が同じ生活習慣を持っていることが嬉しいとうか、面白いというか。あくまで"自分のような一般人と同じ生活習慣を持っている"という事象に対する喜びであって、個人的な共通点があることに対して喜んでいるわけじゃないんですよね」

マツ「うん、なんとなくその感覚は分かるわ」

筆者「結局は芸能人の方々を"別の世界の人間だ"と、心の中で確固たる決めつけをしているんですよね。それがたまに「あ、もしかしたら同じ世界に住んでるのかもしれない」ってふと思うことがある。それが生活感が垣間見えた瞬間だったりするわけです。だから、生活感を通してそういう気持ちを味わえるのが好きなのが生活感愛好家、という感じでしょうかね」

筆者「もちろん生活感の先にあるものだけじゃなくて、生活感そのものも好きですけど」

マツ「なんか急にそれっぽく語りだしてびっくりしたわよ」

筆者「私も途中から何言ってるんだろうって思いながら喋ってました」

 

筆者「えー、気を取り直して次はこちらです!」

 

山本彰吾くんのインスタストーリーに投稿されていた文章】

(※ストーリーなので現在は投稿が消えており引用出来ないので、実際に投稿された文字を書き起こしました)

某ド●キ・ホーテでトイレに錠剤入れて2時間待って流すだけでキレイになるやつ一目惚れして買ってワクワクしてトイレ入れた瞬間にトイレ行きたくなってマジでなんで俺ってもうほんま…って1人でなった夕方

 

筆者「山彰さんが投稿した文章なんですけど」

マツ「完全に尿意の話ね」

筆者「山彰さん、めちゃくちゃシモの話してくれるんですよ。この時お腹痛かったとか、トイレ我慢したとかそういうエピソードめちゃくちゃ多いです」

マツ「陣とは違う意味で心配だな、この子も」

筆者「よかったら是非、山彰さんにも言ってあげてください」

マツ「シモの話を控えろ!!」

筆者「ありがとうございます」

 

筆者「で、このストーリーだけでも割と生活感はあるんですけども」

マツ「そうね。トイレって行けない環境になると何故か行きたくなってくるのよね」

筆者「某ド●キでちょっと胡散臭いもの買ってるあたりも好きですね」

マツ「でも、どうせそれだけじゃないんでしょ?」

筆者「そうなんです。実はこのストーリーには後日、続きが投稿されてたんですよ。で、それには音声が付いてたんですけど、その時の言葉がこちらになります」

 

『昨日のトイレのやつ綺麗にならんかった。我慢したのに…』

 

マツ「効果なかったんだ」

筆者「なかったみたいです。やっぱり胡散臭い商品だったようですね」

筆者「と!まさにこのように目が行きがちなのが『綺麗にならなかった』の部分だと思うんですけど」

マツ「あ、なに、ここの視点を変えるの?」

筆者「変えます!私がグッときたのは『我慢したのに…』の方なんです!」

マツ「大丈夫この話!?もうそろそろ法に触れない!?」

筆者「私もちょっとドキドキしながら話してます」

筆者「ちょっと先に弁明しておきますが、尿意を我慢していることに対してどうこうという話ではないです」

マツ「あ、逆にそこじゃないのね」

筆者「私はですね、前日のストーリーを見た時にてっきり"錠剤を入れたけどトイレしたくなったから錠剤流してひとつ無駄にした"話かと思ったんですよ。それがまさか"錠剤無駄にしたくないから2時間トイレ我慢した"話だとは思わなかったわけです!」

マツ「あははは!確かにね!」

筆者「どうせ数百円の安い錠剤のはずなんですよ!それをもったいなく思ってトイレ2時間も我慢しますか!?」

マツ「逆転の発想だわ。この世で一番しょうもない逆転の発想よ、これ」

筆者「いやぁ、愛好家の度肝を抜く珍事件でしたね、このトイレ話は」

マツ「ちょっとしたものをケチって変なとこ我慢しちゃうの、あれ何なんだろうね」

筆者「生活の不思議ですよね」

マツ「それはそれとして、山本くんはトイレ我慢しすぎよ」

筆者「膀胱炎が心配なのでこまめにトイレ行ってほしいです、本当に」

 

筆者「えー、いよいよこれで最後の写真になります」

 

 

マツ「普通にアーティストっぽい写真ね」

筆者「視点を変えてみてください」

マツ「あ、わかった。後ろに陣がいる

筆者「あはは、いますけど。違います」

マツ「え〜、ここ楽屋でしょ?服も衣装よね…わかんないわ」

筆者「正解はですね、です」

マツ「爪ぇ?」

筆者「山彰さんはネイルが好きでよく塗ってるんですけど、よ〜く見て下さい」

マツ「あっ!…ん?え?これちょっと剥げてる?」

筆者「そうなんです!ちょっと剥げかけてきてます!」

マツ「はぁ〜、もうそんなとこ見てやるなよ!

筆者「すいません、私もどうかとは思ってるんですけどやめられなくて…」

マツ「好きなんだ、これが」

筆者「はい。もう、どうしようもなく。」

筆者「重箱の隅を突くようなことをしてるのは分かってるんですけど、やっぱりみんながみんな陣さんみたいに生活感を丸出しにしてくれるわけではないので…」

マツ「ふふ、それもそうか。頑張って探さないと見れないわよね、普通のアーティストはね」

筆者「かっこいい写真の中に隠れてる、ちょっとした生活感の名残りを見つけると嬉しくなっちゃうんですよね。これ音楽番組に出る直前の楽屋の写真なんですけど、地上波に映るのにネイルちょっと剥げちゃってるっていう」

マツ「ネイルって時間かかるのよ」

筆者「そうなんですよね、分かります。きっと忙しくて塗り直す時間も、逆に落とし切る時間もなかったんだろうなって。この山彰さんの状態って、芸能人と一般人の狭間にある感じというか。ネイルする時間すらないのは芸能人っぽくもあり、剥げたまま仕事してるところはちょっと一般人っぽい生活感もあり。分かるなぁという部分と、きっと私には想像もつかない大変さなんだろうなという部分が混ざり合ってて、なんとも言えない味わい深さがあります」

マツ「ネイル一つでそこまで感じられるの、凄いよ」

筆者「ありがとうございます」

 

『親近感の先にあるもの』

 

筆者「私のプレゼンは以上になります、ありがとございました。どうでしたか?マツコさん。生活感愛好家の世界は」

マツ「ちょっと正直な話してもいい?」

筆者「はい」

マツ「もう陣の写真は無いの?」

筆者「あははは!もっと見たいですか?」

マツ「ちょっとだけね」

筆者「じゃあ最後に説明要らずの写真を3枚ほど。存分に生活感を味わっていただければ」

 



 

マツ「最初はどうなることかと思ったけど、想像してたよりは面白かったわ」

筆者「あ〜、よかったです。後半はマツコさんもちょっと分かり始めていらっしゃったというか、ここの部分が生活感だなって視えてきませんでしたか?」

マツ「まぁ私も生活はしてるからね、分かる部分もありますよ」

筆者「やっぱり誰しも生活というものは経験してるわけですから。大袈裟に言うと世界で一番共感しやすいコンテンツですよね、生活って

マツ「あんまりコンテンツとは呼ばないけども」

筆者「共感を覚えて、親近感を持って、どんどんその人のことを好きになっていく。些細なことでも魅力的だなぁと思えるようになっていく。生活感愛好家をやってると、たまに自分でも驚くことあるんですよ。「こんな小さなことで大喜びできるんだ!?」って」

マツ「人のネイル剥げてるだけで嬉しいんだもんな」

筆者「あはは、そうですね」

筆者「ひとえに生活感と言っても、その人の性格だったりとか、好みや習慣、色んなものが見えてくるようになるので面白いですよ。生活感も十人十色です。人の数だけ違う生活感があるって思うと味わい深いですよね」

筆者「といっても今のところ陣さんくらいしかまともに生活感を見てないので、あんま他の人との違いが分からないんですけど」

マツ「そもそも生活感を出す人、出さない人がいるからね」

マツ「でも陣は出し過ぎよ」

筆者「あはは」

マツ「それにしてもアンタ大丈夫?」

筆者「なにがですか?」

マツ「こんな写真の細かいとこまで見てさ、気持ち悪がられない?」

筆者「まぁ確かにどこ見てんねんと。自分でも思いますけど、法には触れず細々と楽しんでおりますのでね。蓼食う虫も好き好きということでひとつご勘弁願えればと思います」

筆者「うーん、でも一応最後にもう一回注意書き入れといてください」

 

※あくまで正当な方法で生活感を味わっています

 

マツ「逆になんか怪しくなってるわよ」

 

 

〜完〜

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以上、イマジナリーマツコの知らない世界に出た時の無い記憶でした。

いかがだったでしょうか?

いかがと言われても困るでしょうけど。

 

書いていて途中からイマジナリーマツコが存在するような気持ちになってきて、別れが寂しかったです。また何かこの番組に出られるほどの"愛してやまないもの"が出来た時は、イマジナリーマツコを呼んで再会したいと思います。

 

ふじこ