書くだけ堂

わっと思いついた時にわっと書きます。

EXILE一族が住むLDH王国に移住して一ヶ月の民の気持ち

【2016.11.30】
 
先月からLDH王国にやって来ました。

 

 
友人に「EXILE系列にハマった」と報告したら
「一ヶ月前の自分にそれ報告して」と言われたので、報告してあげることにしました。
 
現在を生きる我「EXILEハマったで」
過去を生きる我「は??なんて?」
現在を(略)「だから、EXILE好きになった」
過去を(略)「いやいや、それ騙されてるって。今ならクーリングオフ出来る。騙されとんねん」
現在を(略)「詐欺か」
 
そう、詐欺です。
こんなもんは詐欺です。
だって、こんなにコンテンツが充実してるなんて聞いてないよLDH…。
 
ところで、一ヶ月前の私に「LDH」という単語は通じないので「EXILE」と言ってあげています。
優しいですね。
LDHというのは、いわゆる「EXILE一族」が住む国のことです。
L(ラブ)D(ドリーム)H(ハピネス)という、まぁまぁダサい単語の羅列によって成り立っています。ダサいながらにもきっと意味や志が込められているのでしょう。あまりdisらないことにします。
サングラスの人とイケメンの人が歌うEXILEというグループや、最近ランニングマンで有名になった三代目JSoulBrothersというグループなどがこの国に住んでいます。
他にも色んなグループや俳優さんなんかも住んでいて、意外にCrystal Kayもここの住民です。
 
さて、このLDH王国の何が詐欺なのか。
それはもう「聞いてないよ!」ってことがたくさんあることです。本当にひどい。
訴えたら勝てると思う。
 
まず始めに、LDH王国は「怖いヤンキー兄ちゃんばかりじゃない」というのが第一聞いてないよ訴訟ポイントですね。
一ヶ月前の私にとって、EXILE系列の人たちはみんな元ヤンで頭に剃り込みが入っていて、洩れなくグラサンを装着した恐ろしい集団でした。少しばかり歌が歌えてダンスが踊れるだけの、色黒筋肉ダルマ軍団に対する恐怖心といったらなかったわけです。
ところがどっこい。
LDH王国には色んな方が住んでいる。
ジャニーズやJUNONボーイ並に綺麗な顔立ちのお兄ちゃんや、モデルか?ってくらいの頭身をしたスタイルおばけ、愛嬌たっぷりのワンコみたいな弟キャラなど、案外選り取りみどりな国だったわけです。
 
偏見というのは良くないもので、今までちゃんと見たことなかったんですが、Mステに出ているEXILE一族を観察すると驚愕の出来事が。
ちなみに、一ヶ月前の私の脳内ではオラオラ!とカメラアピールをしていたはずのEXILE一族。
ですが、LDH国民である三代目とGENERATIONSが出てるMステを見たら、なんと…あの例の階段から登場するときに全員がお辞儀をしている…!?
私パニック。
「こ、こやつら…ゴリゴリの戦闘部族ではなかったのか!?カメラに威嚇してくる野蛮な雄たちではないのか…?一人も忘れることなくお辞儀をしてから階段を降りている…な、なにが起こっているんだ…」
力が全て!筋肉でねじ伏せろ!がスローガンの戦闘一族かと思っていたら、わりと最先端TOKYOに住む礼儀正しい一族でした。
先輩からメディアに対する姿勢を叩きこまれているのでしょうか。何て統率のとれた国だ…。
 
ここで一つ、LDH王国における「こんな人いるなんて聞いてないよ!」選手権の上位3人をご紹介。
 
①TETSUYAさん(EXILE THE SECOND)
こんな綺麗なお兄さんいるの?という衝撃。
35歳にしてこの美貌は解せぬ。
そもそも髭生やしてないEXILE一族っているんだ!と驚いたけど、TETSUYAさんはあまりに顔がつるんとしてるので驚きが倍です。
自分のコーヒー店を持ち、パンが作れて、大学の教授をしているという「EXILEって何だっけ?」のど真ん中を行く人。
 
山下健二郎(三代目JSoulBrothers)
我々アンダーグラウンドのオタク民と同じ匂いがする男、それが山下健二郎…。
ラジオで「パリピ苦手やねん」と公言していて、私はひっくり返るところだったよ。えっ、あなたたちがパーリーピーポーのW杯日本代表なんじゃないの?と。
山下健二郎いわく「ハロウィンで騒いでるやつ嫌い。すぐナースとかミニスカポリスとかなるでしょ。はよ家帰れェ思いますけどね」とのこと。
「夏、海ではしゃいでるやつも嫌い」らしい。
わ、わかる〜〜
とんでもねぇ親近感を醸し出してくる…。なんだこいつ…。一般人か…。
趣味が釣りとかガンプラとか黙々とやる系なのもマズいし、マッドマックスとAKIRA(アニメ)が好きっつーのもマズい。
オタクはまず山下健二郎と仲良くなるところから始めたらLDH王国が近い。
ちなみに、「なぜかフルネームで呼びたくなるLDH国民」の殿堂入りは山下健二郎です。
 
片寄涼太(GENERATIONS)
先ほど書きました「スタイルおばけ」はこの人。
全国JUNONじゃないのにJUNON感出てる男性ランキングしたら絶対に優勝する。
顔が小さい。何頭身あるねん。
明らかに遠近法を狂わせている。
細身で長身の見た目でびっくりしたというのもありますが、片寄くんは何と言っても声。
LDH王国に所属するグループは「歌う人」と「踊る人」に役が分かれていることは何となく知っている人も多いかと思いますが、片寄くんは「歌う人」です。
EXILEのサングラスの人の声や歌い方が印象的なので、LDH国民の歌う人はみんなあんな感じなのかな〜〜と思ってたら、違いました。
こんなに高くて柔らかくて綺麗な声が、EXILE一族の過酷な入門儀式に耐えられたのか!?と心配になるくらい澄んだ声。(儀式があるのかは知りません)
今時のJ-POPな声質で聴きやすいのでオススメ。
 
続いて、第二聞いてないよ訴訟ポイントは、MVの充実です。
MV、いわゆるミュージックビデオというやつですね。PVとも言います。
avex公式がようつべにMVをたくさん上げてくれているのが、まずありがてぇ。
少し前までジャニーズという少し特殊な要塞の中で暮らしていた筆者にとって、ネット上に公式MVが存在していていつでも閲覧可能というのが衝撃的。
合法シャブだぁぁ!!ってな具合に常時摂取です。
そして何より、LDH王国が作るMVは金がかかっている。
映画か?とツッコミたくなるようなものが多々あって、入国当時の筆者はガタガタ震えたとか震えなかったとか。
 
ここでいつくかMVを紹介。
荒い金遣いの末に作られた映像に震えてくれ。
 
まずは
『STORM RIDERS』三代目JSoulBrothers

 

これはね〜〜…あの〜〜…マッドマックスです。
以上。
他に言うことは特にありません。
 
お次は
『WILDWILDWILD』EXILETHESECOND

 

アマゾンの奥地か?
セットすごいね、森じゃん。
どこの部族をイメージしてるのか分からんが、とりあえず強そう。
さっき「戦闘民族かと思ってたが、そうでもない」と言ったのを早々に撤回する。確実に戦闘能力の高さが伺える。
無人島で生き残るのはTOKIOか?それともEXILE一族か?ってぐらいには生命力を感じた。
 
『NEWHORIZON』EXILE

 

EXILE帝国ここにあり!
帝国軍基地どこに存在するの?銀河?
EXILE一族は実は宇宙の平和を守る使者の集まりなのでは説が濃厚になるMV。
 
そして筆者イチオシのMVがこちら。
『S.A.K.U.R.A.』三代目JSoulBrothers

 

こんなもん映画。
もしくはアニメで毎週放送して下さい。
桜の樹を守る男達が敵と闘うMV。殺陣好きにはたまんねぇ仕様になっている。
映像美もさることながら、それぞれのキャラクターが立っていて設定資料集よこせやと言いたくなる。平成の七人の侍はここにおったんや。
2次元が好きな人はまずこのMVを観ることからオススメする。パロディが捗るぞ。
ちなみにダンス一切ないけど大丈夫か?
踊ってなんぼのEXILE一族なのでは…と思いつつ、みんな殺陣が上手いので問題なかった。
 
最後にこのMVだけ紹介させてくれ。
『HIGHERGROUND』EXILETRIBE

 

LDH王国の男が一同に介したMV。
プリキュアオールスターズ!
仮面ライダー全世代集合!
みたいな豪華さがある。
このMVはぜひLDH国民の顔と名前をある程度覚えてから観てほしい。
ジャニーズで言えば年越しの全グループ総動員ライブに相当する。
先輩や後輩が入り乱れている姿は、にわかの筆者でもちょっと感動した。
 
第三の聞いてないよ訴訟ポイントは、何と言っても「HIGH&LOW」に尽きる。
 
2015〜2016年にかけて放送されたドラマで、LDH王国の国民がこれでもか!こんちくしょう!と詰め込み出演している。
LDHゲシュタルト崩壊が起きるくらい出演してる。「お前もかブルータス!」の如く「お前もLDH国民か!」と叫ばずにはいられない。
たった一本で数多の一般人にLDH王国への移住を決心させた、伝説のコンテンツ。
一体どんなドラマなのかと言うと、「喧嘩する」。ただこれだけの話です。
綺麗なVシネだと思っていただければ概ね正解。毎話こりずに殴り合うだけの脳筋ドラマ。
東野圭吾伊坂幸太郎を読んで育った筆者からすると、まぁまぁすっからかんな内容に見えなくもないんですが…恐ろしいことに、結局3日で全話観ましたよね。いやぁ〜〜、恐ろしい。
30分×10話×2シーズン
huluで全部観れてしまいます。
観終わったあと偏差値2くらいになりますが、それと引き換えに何だか胸が熱くなります。
 
日本のどこか、こんな治安悪い場所あってたまるか!世紀末か!北斗の拳か!という地区で、5つのチームが抗争を繰り広げるという設定。
規模のでかいクローズZERO。
仲間を守るためだったり、てっぺんを目指すためだったり、色々な目的のために各チームが闘うんですが、この各チームが個性があって良い。
少年ジャンプでチーム対抗戦みたいなのあったら燃えるよね。そんな感じ。
 
さくっと紹介するから、好きそうな毛色のチームあったらよろしくな!
 
★山王連合会

 

チームの全員がLDH王国の国民で形成された、実質の主人公グループ。上下関係は薄く、男子高校生のような熱い友情が特徴。地域と仲間を守るために拳を奮う。
オススメのメンバー:ダン(山下健二郎
関西弁で喋るだけのギャグ要因。予備知識ゼロで見るとただの芸人。LDH感が皆無。
 
★鬼邪高校

 

札付きの不良たちが集まる高校。ヤンクミも匙を投げること間違い無し。五留して一流という頭の悪い格言がある。高校生らしく、校中での一番を決める儀式とかが存在する。なんじゃそりゃ。
オススメのメンバー:村山良樹(山田裕貴
貴重なLDH国民じゃない、普通の俳優さんだ!
ゴーカイジャーのブルーをやってたから、ニチアサ勢は応援よろしく頼む。
シーズン1では噛ませ犬感がすごかったが、シーズン2から成長してジョブチェンジ。ふわふわの髪とアーモンド形の猫目、気怠げなのにバキバキに強い鬼邪高のトップという設定盛りだくさんの子だ!推しだ!
シーズン2の8話が最高だぞ。
 
★WHITE RASCALS

 

とにかく白い。見たらすぐ分かる、白いから。
外見はダントツにヤバそうなのに、実はどのチームよりまとも。女と子供を守るために闘っている。ただ、やっぱり見た目がアウト。
オススメのメンバー:ROCKY(黒木啓司
WHITE RASCALSのリーダー。
どっかの名のある俳優さんかと思ってたら、LDH王国の人だった。普段は踊る人。
どこの世紀末覇者やねん、バブルか、バブリーか。な外見。でも心は優しい紳士おじさん。
見た目と中身のギャップを楽しもう。
 
★達磨一家

 

とにかく赤い。見たらすぐ分かる、赤いから。
たぶん一番どうかしてるチーム。
林遣都くん演じるリーダーは、平気で人の腕折ったり、体の肉噛み千切ったりするクレイジーさん。志々雄真実かよ。
オススメのメンバー:右京(遠藤要
言わずとしれた不良役の伝道師、遠藤要さん。
この方がいるだけで画面が締まりますね。遠藤さんが出てると「あっ!これは喧嘩ものだ!」と瞬時に分かるのすごい。でも、エハラマサヒロと入れ替わっても多分気づかない。
 
★RUDE BOYS

 

家もない、金もない、居場所のない人間が集まって暮らすスラム街を守るチーム。スラムのみんなは家族。家族を守るために闘う。
このチームのリーダーは窪田正孝くんという神キャスティング。窪田くん目当てで見てたのに、知らぬ間にLDH王国に移住していたという世にも奇妙な話を多々耳にするので要注意。
オススメのメンバー:ピー(ZEN)
LDH王国の人。でも歌わないし、踊らない。じゃあ何の人なのか?
彼は「パルクールの人」です。パルクールって知ってますか?街中を身体ひとつで駆け抜ける、超イカした競技のことです。最近だとアニメのプリストとかが流行りましたね。12月にプリスト舞台もあるやで。
なんでパルクールの人がLDH王国に住んでいるのかは謎ですが、むちゃくちゃかっこいいので何でもアリです。
RUDE BOYSは入り組んだスラム街をパルクールで飛び回るのが特徴。シーズン1の6話だけでいいから観てくれ。
 
そんなこんなでHIGH&LOWを少しだけ紹介しましたが、本当にただ殴り合うだけのドラマなので気軽に見てください。
あっ、この人いいかも…。と思ったら、9割LDH国民なので、その時は声高らかに「お前もLDHかー!」と叫んでください。
 
他にも訴えたいことが多々あるんですが、キリがないので今回はここらへんで勘弁してやろうと思います。
人生何が起こるか分かりませんね。まさか自分がLDH王国に足を踏み入れる日が来るとは、一ヶ月前には夢にも思ってませんでした。
住めば都とはよく言ったものです。
 
来月にはSECONDのライブに行きます。
LDHの開催する戦場に赴くのは初めてです…。どんな試練が待ち受けているのかドキドキもんです。
果たして、会場を埋めるパーリーピーポーと、オタク気質の筆者は分かり合えるのか…。そもそも生きて帰還できるのか…。
 
乞うご期待。
 
 
 
ふじこ