【2018.04.02】
先日、筆者はめでたく26歳の誕生日を迎えた!
いぇ〜〜い!!!Happy Birthday to ME!!
ドンドンパフパフ〜〜!!!
と、呑気に喜ぶ歳でももうなくなってきた。
あまりめでたくない。
30はババアだな〜と他人事のように思って生きてきたが、気付けば「四捨五入したらアラサー」という目ん玉飛び出るような現実がここにある。
「まだ20代でしょ!?」と怒っている30代の読者も居るかもしれんが、「うわ〜26かぁ~ババアだな〜」と思っている10代の読者もいるかもしれん事を思うと、何とも言えねぇこの20半ばという微妙な歳よ。
いや、でも世間一般でいえば26は良き年頃なのかも分からん。仕事だと入社数年目くらいで軌道に乗り始める頃だし、女なら結婚とか適齢期なのかもしれんな。知らんけど。
でも聞いてくれ。
何が一番めでたくないかって、筆者はこれでまた「彼氏いない歴」カウンターを1つ増やしてしまったという事が最もめでたくない。
彼氏いない歴26年。
生まれてこのかた彼氏という生き物と接した事がない。
彼氏が出来なかった理由は色々ある。
え?そんな理由興味ない?
うるせぇ!!ここは私のブログだ!!
言い訳くらいさせろ!!!頼む!!!
中高校生の時は勉学に励む優等生だった。デートにうつつを抜かして成績を下げるやつは馬鹿だと思っていた。それでもバンドマンのベーシスト君が好きだったが、ある日ふと「あれ?別に好きじゃないかもしれん」と我に返ってそれっきり。
なんかベーシストってかっこよく見える時あるやん。軽音マジックあるやん。
まぼろし〜〜〜〜〜〜(IKKO)
そんなこんなで、制服デートとやらをしたことがない。憧れる。でも今やったら歳不相応の夢追いコスプレ罪で投獄されてしまうので出来ない。
大学生の時はバイトに勤しむ親孝行者だった。サークルには入らないで飲み会も合コンもやったことないまま、4年間ずっと魚屋で働いていた。
「バイト先の先輩とぉ〜〜なんか〜〜付き合うことになってぇ〜〜」というありがちな経験がないのは、私が魚屋をチョイスしてしまったせいである。包丁と長靴を装備したベテランの魚さばきマンたちは、私を孫か何かだと思っていたのでお菓子をよくくれた。これではバイト先の先輩ではなくバイト先の祖父である。
ちなみに学部は文学部だったので、四方八方が女子だった。ゼミで異性と会うことはない。それでも彼氏がいる女の子はたくさん居たが、果たしてどこから彼氏を発見してきたのかは筆者には到底わからない。絶滅危惧種なのできっとアマゾンの奥地にでも飛んで、夜な夜なジャングルを探索し、命懸けで捕獲したんだと思う。たぶん絶対そう。
そして社会人になってもう5年経つが、職場に出会いはない。半分が女性で、残り半分の男性は全員既婚者だからである。いくら絶滅危惧種とはいえ、私だって既婚の人類を狩るほど凄腕の珍獣ハンターではない。
こうなれば残された道は「婚活」、これしかない。自分から行動も起こさないで出会いがないとか言うなよ!と憤慨している読者もいるだろう。
しかし、婚活だってタダじゃない。登録費を払って、参加費を払って、綺麗な服を買わなければ絶滅危惧種・争奪デスマッチには参戦できない。
月収17万(都内在住・家賃バリ高)の筆者には婚活という戦場へ繰り出すだけの軍資金など存在しないのだ。
え?なに?EXILE一族のライブ行くのやめろ?
うるせ〜〜〜〜!!!
それだけはやめねぇぞ!!!
月1でライブに行くし、新曲は3枚ずつ買うし、日本中遠征するのはやめねぇ!!!
オラの生きがいさ奪うんでねぇ!!!(突然の訛り)
私は今、なんの為に働いているのか。
その答えは婚活の費用を稼ぐ為か?
否、一族に会う費用を稼ぐ為だ!
っっっってやんでぇ〜〜!!!(突然の江戸っ子)
こんなことやってるから彼氏できねぇんだろうな〜ってのは薄々気付いているが、私は生まれた時から『脊椎動物門・霊長目・ヒト科・オタク』なので、種族を覆すことは出来ない。これを変えろと言われるともう、生まれるところから出直すしか手はないわけである。
最近、仲の良かった子たちが立て続けに結婚という裏切り行為を繰り広げてくるので、ほとほと参っている。
いやべつに「一生独身でいようね!」と堅く誓い合ったわけではないので裏切りでも何でもないのだが、何だか置いてけぼりにされている気持ちになり、勝手に裏切りだと言っているだけの害悪モンスターと化している。
1人結婚し、また1人結婚し…。結婚報告と新婚の様子を見ていると鬱になりそうだったので、Facebookのアカウントは消した。「削除されました」の表示を見てとても清々しかったのをよく覚えている。
でもその子らに子供が生まれて、2人目とかも出来ちゃってインスタで幸せそうな育児日記つけてるのを見てまた鬱になりそうなのでインスタも危ない。
それはさておき、26になって彼氏が出来たよ報告のひとつもしてこねぇ娘を持って可哀想なのは親です。地元で暮らす母ちゃんと父ちゃんです。
よく聞くのが帰省するたびに「孫はまだか?」
って言ってくる親の話ですが、うちの親は子ども放牧タイプで「まぁ〜〜焦らんでもなぁ〜〜自分のペースでええんやから〜〜大丈夫やぁ〜〜」と全く急かしてこないので逆にマズい。そんなことを言われたら娘は「せやな!!!」となるのがオチだからである。少しは急かせ。
今まで「この人と付き合いたいなぁ」と思うほど誰かを好きになったことはない。(ベーシスト君は勘違いだったのでノーカン)
なので告白をした事がない。ゼロ。
じゃあ告白されたことは?と聞かれると、これは1回だけある。高校の卒業式の放課後、クラスメイトに呼び出されて告白された。そしてごめんなさいをした。
色恋など皆無の私の人生でその1回だけがかろうじて青春っぽい1ページなわけであるが、最近思うのだ。26にもなって、このたった1回に縋って生きるのは流石にダメじゃないか?と。
「告白されたことはあるもんね〜!」という、みみっちい免罪符を後生大事に持っている自分が何だか恥ずかしい。なのでこれを機にいっそ「告白されたことはない」という事にしてしまおうかとすら思う。
いま「何言ってんだ?」と思った?私もそう思う。色々こじらせると支離滅裂な考えに辿り着いてしまうので、みんなも気を付けた方がいい。
筆者に告白したその男、卒業してすぐに大学で彼女を作ったらしいので筆者のことは別に好きではなかったのだ。卒業するから何か記念に出席番号12番のやつに告白しとこう、みたいな個人的イベントを開催していたに違いない。
だから、そんな告白を告白にカウントしてしまうのは何だか腑に落ちないので、今日から私は「告白された事のない女」ということでいい事にしよう。その方がスッキリする。
というわけで、
筆者は告白した事もされた事もなく、誰かを好きになった事も好きになられた事もないのだ…。
ほらスッキリした!
筆者は告白した事はないが告白された事はあり、誰かを好きになった事はないが少しばかり好かれた事ならある。
ほら〜〜、これだと何か微妙でしよ?
どっちもゼロの方がなんか文章としても肩書きとしても整ってる。(整ってるとは)
茶番はさておくとして。
色々と述べてきたが、結局のところ今後筆者に彼氏が出来そうな気配はない。全くない。
恋愛や結婚に対して焦る気持ちも、羨ましい気持ちももちろんあるが、それでも今の独りオタク生活はまぁまぁ楽しいし、喉から手が出るほど今すぐに彼氏が欲しいという気持ちもない。(ないという事にしている)(自己暗示をかけている)
夢を見ていると笑われるかもしれないが、それでもいつかどこかで出会うべき人がちゃんといて、然るべき時に出会えればそれで充分だとは思う。出来れば20代のうちに出会えれば嬉しいけど、そればかりは神様のみぞ知るというやつだ。
夢見るついでに、筆者には結構前から思い描いているひとつの夢があるので語らせてほしい。
筆者は彼氏いない歴26年であると同時に、ディズニーランド行ったことない歴も26年目に突入した。
家族旅行でも修学旅行でもことごとく行く機会はなく、その他プライベートでも特に行く事はないままここまできた。
「ディズニー行ったことないんだよね」と言うと大半の人間から「うそでしょ!?」と、非国民を見るような目で見られるんだが、みんなそんなにディズニー行ってんの?国民の10割くらいは行ったことあんの?
知らんけど、とにかく信じられないって感じの反応を受ける。
なので、いっそここまで来たら私のディズニーランドヴァージンは、初めて出来た彼氏に捧げようと思っている。
初めての彼氏に、初めてのデートどこ行きたい?と聞かれたら「ディズニーランド」と答える。彼氏はきっと、そんなベタな〜〜(笑)とか何とか言うんだろうが、私は「行ったことない」と答える。そこで「うそでしょ!?」と非国民を見るような目で見られるまでが、私の思い描く夢だ。
初彼氏。
初ディズニー。
我ながら中々気持ち悪いが、そんなに悪くない妄想だな…とも思う。これが叶った時はさぞ嬉しいんだろうな。未来の自分、待っとけよ!
(と、未来の自分に言い続けて10年くらい過ぎた)
ところで、先日の誕生日に親からプレゼントが届いた。もうクリスマスプレゼントもお年玉ももらえないが、誕生日は毎年何かもらえるのでとても嬉しい!!!
今年はなんだろうな〜〜!!!
で、田舎の両親から送られてきたのがこれ。
ディズニーランド1DAYパスポート(有効期限:誕生日から1年以内)
……………
おぉ………。
…………。
はぁッ!?
私の初彼氏・初ディズニー計画が突然破綻したではないか!!!
どういうことだ!?
計画は親にはおろか、誰にも喋ったことはない。このブログが本邦初公開である。
なのになぜ…なぜだ!?
ちなみにチケットは2枚ある。
「妹と楽しんできてね」という事らしい。
妹「めっちゃたのしみやね〜〜!」
筆者「う、うん…たのしみ…」
なんてことだ……………。
お父さんからの無慈悲なラブ。
どうしてこうなった…。
誰が悪いんだ…、いや…誰も悪くない…。
強いていうなら私が悪い…。
今から1年以内に絶滅危惧種・彼氏を発掘し、ディズニーデートをしないと私の夢は崩れ去るのだ…。くそしょーもない夢だが、それでも大切な大切な10年越しの私の夢…。
親にも妹にも、口が裂けても「ディズニーにはまだ行けない」とは言えない。誕生日プレゼントを無下に突き返すわけにもいかない。
別に急ぐつもりもなかった私の人生の中でいま、1年というタイムリミットが迫りつつある…。
いや、正直ムリだろって…。
26年も彼氏という生き物と会ったことないのに、あと365日は厳しいでしょ!?
私の夢は敗れ、ディズニーヴァージンは妹に捧げることになってしまう未来しか見えない…。
ごめんな、未来の私。
そして過去の夢見る私。
あと、まだ見ぬ彼氏もごめんな。
妹「ねぇ〜いつ行く?夏は暑いからさぁ〜、夏になる前に行こうよ」
筆者「え………。う、うん…」
タイムリミットはあと90日くらいかもしれない。
ふじこ
【追記:2019.03.04】
期限切れる前に友達とディズニーシーに行きました。行っちゃいました…………。
いやでもディズニランドはまだだから……。ギリギリセーフってことにしてくれや(アウト)